インプラントとは
歯を失ってしまった、抜けてしまった部分などの状態の際に、人工の歯を埋め込む治療を指します。
最近「インプラント」という言葉は一般的になってきているので、ご存知の方も多いと思います。
歯を埋めるということは痛い、怖い・・・などの不安もあることと思います。
しかし「インプラント」とは、何かを「埋める」ことを意味する言葉で、医学の世界では整形外科の人工関節などを骨に埋め込む治療で多くの実績があります。
歴史的に人間は、失った自分の体の一部を何かで補うことを考え続けてきました。
歯においても40年以上の臨床実績があり、安心していただけると思います。
メリット・デメリット
メリット
- 安定したかみ合わせを保つことが可能
- 失った歯の数が多くても、かみ合せの力が回復します
- 自分の歯のように見た目がきれいにできる点
- 適切なケアにより長くもたせることも可能です
デメリット
- ある程度、治療期間が長期である点
- 状態によっては手術をできず、インプラントを適用できない場合がある点
- 1本単位の価格なので、比較的費用が高額になってしまう点
- 来院した上での定期メンテナンスが必要な点
通院回数の目安
虫歯治療などを終えた後、1回法は3回、2回法は5回が目安です。
AQBインプラント治療
当院では、AQBのインプラント治療を施しております。
以下に特長をご紹介します。
AQBインプラント治療の特長
1.治療期間が短く、患者様の負担が少ない
当院では、AQBのインプラント治療を施しております。以下に特長をご紹介します。
切開範囲が狭く、再結晶化による骨との結合が良い為、治療が2~3カ月程度で終了します。
患者様の負担を軽減できるインプラント治療といえます。
(AQBインプラントシステムより引用)
2.オペ時間の短縮による、患者様の負担軽減
1ピース1回法と、手技・術式がシンプルなため植立操作も時間をとりません。
オペ時間の短縮で、患者さんの精神的・物理的負担も軽減します。
(AQBインプラントシステムより引用)
3.安価で最良な治療を受けられる
シンプルな形状・術式で、パーツやツールの少ないAQBだからこそ導入費用やランニングコストを抑えることが可能。 患者さんへも安価なご提供が可能です。
インプラントの寿命
インプラントでのかみ合わせに問題がないか、負荷がかかってないかがポイントのひとつです。
インプラントはメンテナンスが良好であれば、10年から20年は95%以上の確率で維持できるものです。
手術後より2~3日は過激な運動は避けて下さい。
定期検診の重要性
インプラント治療が終わったからといって、そのままでインプラントが一生機能するわけではありません。
インプラントを長持ちさせるには様々な努力が必要になります。
例えば、インプラント周囲組織の炎症を防ぐこと、歯石・歯垢などの汚れが付着してないか、上部構造(かぶせもの)の状態は問題ないか、などが重要になります。
そのためには、日頃から、家庭内でしっかりとブラッシングをするとともに、定期的にプロに相談し、検診を受けるようにしましょう。
術前・術後の注意点
術前の注意点
睡眠
前日は睡眠を充分にとり、体調を整えておいて下さい。
お薬
手術前に抗生物質、痛み止めを飲んでいただきます。
義歯
義歯は外して下さい。
装飾品
装飾品は外して下さい。
術後の注意点
止血
手術当日は、なるべくうがいをしないようにして下さい。
うがいを頻繁におこないますと、いつまでも血が止まらないばかりか、痛みや治癒を悪くする原因となります。
通常1日位は唾液に血が混ざりますが、出血が多いときは清潔なガーゼか脱脂綿をまるめて傷口にあてて、20分くらい噛んで下さい。
もし、それでも流れる程度の出血がある場合には、ご連絡下さい。
痛み・薬
手術直後に鎮痛剤を飲んでいただきますが、その後痛みが出るようでしたら鎮痛剤を服用して下さい。(飲み方などは医師の指示に従ってください)
また、痛みがなくても鎮痛剤以外の処方された薬は、体に変調(腹痛・下痢・湿疹など)がない限り指示通りご服用下さい。
食事
食事は、麻酔がさめてから軟らかいものを反対側で噛むようにしてください。
また、刺激物は避けるようにしましょう。
腫れ、内出血班
顔の腫れや青アザが、人によっては出ることがあります。
腫れは2~3日目がピークになりますので、2~3日間冷水で湿布してください。しかし氷などの極端に冷たい湿布は、かえって治癒を悪くしますので避けて下さい。
内出血は数日で自然に消えていきますので、ご心配いりません。
その他の注意事項
- お風呂は軽く流す程度か、シャワーにして下さい。
- 飲酒・喫煙はできれば2週間は控えて下さい。
- 手術後より2~3日は過激な運動は避けて下さい。
- 処置した所を指や舌でさわらないで下さい。
- 毎食後及び就寝前には、処方された含嗽剤で消毒して下さい。
- 今まで使用されていた義歯はできれば使用しないで下さい。
- 日ごろのブラッシングや定期検診、メンテナンスの心がけで、インプラントの寿命が変わります。